ミュージシャンや、ファッションブランドとのコラボレーション、広告などのメディアで活躍中のイラストレーター・サイトウユウスケさんによる「YUSUKE SAITOH SMALL EXHIBITION–“猫のチャックと少女–Ep.1.5” 」。猫のチャックと少女の日常を切り取ったシリーズ作品を展示販売します。愛らしい少女の日常に寄り添う猫のチャック。エレキギターを弾く少女の表情や楽器のディテールは、音楽好きなサイトウさんならでは。少しずつ成長している少女の姿や、チャックの仕草にも注目です。10組のアーティストとのコラボレーション企画「My Favorite things Rollbahn by 10 Artists」に参加していただいたロルバーン ポケット付メモも販売します。
― いつ頃から作品作りをはじめましたか?またきっかけはありましたか?
子供の頃から母親の影響で絵を描いていましたがプロを意識して作品制作を始めたのは専門学校に入ってからです。
― 学生時代からイラストレーターを目指していましたか?
10代から20歳くらいにかけてはミュージシャンに憧れてギターを弾いてバンドを組んだりしていましたね。曲を書いたり、アレンジしたりとにかく作ることが好きでした。
でも音楽の才能はないなと思い、改めて原点に帰る思いで絵の世界を志しました。憧れよりも自分が出来ることを選んだという感じです。
― 作品を制作しはじめた頃と今、どのように変化してきましたか?
昔は制作に関して自分にたくさん制約をかけて作風を限定していましたが、今ではそういうものを取っ払って割と自由に描いています。どんな風に描いても自分の作品の雰囲気を出せるようになったかなと思えるようになったので。
― 今回の展示のコンセプトを教えてください。
実は女の子は今はもうすでに大人になっている設定で、猫のチャックと女の子が過ごした日々を描いています。
彼女は不器用だけど活発で女の子と遊ぶよりも、男の子と遊ぶのが好き。だけど男の子の仲間には入れてもらえないし女の子との遊びもピンとこないから、結局一人で遊んでることが多い。それでも懐いてるんだか懐いてないんだかよくわからないけど愛おしい猫のチャックもいるし、そんなに辛くもないし、それなりに楽しく幸せな日々。でもきっとそのうち、どこかで自分と向き合わなきゃいけない壁にもぶつかる。それよりちょっと前の日々の回想。そういったストーリーのシリーズ作品の一部です。
― 最近ハマっているもの(こと)は何ですか?
最近はアフターエフェクトで自分の絵を動かすのが楽しいですね。アフターエフェクトをいじり始めて間もないのに、今年は髭HiGE「GIZMO」やFAITH「Last Will」のミュージックビデオを制作させてもらいました。
― 仕事などで、普段使っている道具(文具)を教えてください。
iMacとWacom Intuos Proです。アプリケーションはフォトショップがメインです。たまにアクリル絵の具とかでも描いたりしています。
― 今回ロルバーンとのコラボをお願いしましたが、ロルバーンはご存知でしたか?
もちろん。以前から使わせていただいています。巻末にクリアポケットがついているのが好きです。
― 今後の予定を教えてください。
まだ公表できないですが来年に向けて意外なコラボなど色々準備しています。SNSなど是非チェックしてくださいませ。
プロフィール
サイトウユウスケ プロフィール
1978年生まれ。横浜市在住。 2003年バンタンデザイン研究所イラストレーション専攻卒業。 以後、フリーのイラストレーターとして活動。主にデジタルによるペインティング作品を制作。 TIS(東京イラストレーターズ・ソサエティ)会員。 これまでにミュージックマガジン表紙(2008年4月号〜2014年3月号)、CXドラマ「続・最後から二番目の恋」ポスター、ピーター・ボグダノビッチ監督作品「マイ・ファニー・レディ」日本版ポスター、吉井和哉カバーアルバム「ヨシー・ファンクJr.〜此レガ原点!!〜 」、「ヨジー・カズボーン〜裏切リノ街〜 」などにイラストを提供。また2017年のパリコレではYOHJI YAMAMOTOとコラボレーションするなど、広告、装幀、CDジャケットなどメデイア・国内外を問わず活動中。
開催日 2020/12/8(火)〜2021/1/12(火)
場所 デルフォニックス 渋谷
東京都渋谷区宇田川町15番1号 渋谷パルコ4F
問合せ デルフォニックス 渋谷(03-6809-0721)
営業時間 11:00-21:00 ※(最終日は15:00まで )
※新型コロナウイルス感染拡大による対応のため、
営業時間については変更になる場合がございます。
予めご了承ください。
デルフォニックス 渋谷に内設する「ロルバーン ショップ&ギャラリー」と、ロルバーンとの新しい出会いを提供する「ロルバーンエキスポ」の特設サイトが連動。店頭では、さまざまな文化を切り取ったスモールエキシビションを。特設サイトでは、展示内容を小さな記事にしてアーカイブしていきます。
2020.12.2