デザイン、アートディレクションを中心に活動するクリエイティブ・ユニットBob Foundation(ボブファウンデーション)。今回のスモールエキシビジョンではキャンバス作品からスタートし、会期中作品を入れ替える予定です。また、ボブが手がける日用品のブランドDaily Bobからギフトカードや、ハンカチ等、ギフトにぴったりなアイテムも販売します。 ぜひこの機会にお越しください。
― ボブファウンデーションはどのように結成されたのですか?
ロンドンから帰国し、スウェーデンでの展覧会や本を作る機会に恵まれ、テキスタイルやバッグ作り、写真やインスタレーションなど分野を問わず制作していて、せっかくなのでユニットでやろうと結成しました。
― お二人が影響を受けたもの(デザインやカルチャー、人など)を教えてください。
ミツ:映画の撮影やファインアートの映像作品に興味があって、映画が誕生した黎明期の古い作品をはじめ、Stan BrakhageやJim Jarmuschなどの作品に影響を受けました。BeatnikやPOP ART、PUNKカルチャーが好きでよく見聞きしています。あと、アーティストのMichael Craig-MartinのAn Oak Treeという作品に強く惹かれました。
ヒロミ:中学生の頃からイギリスの音楽(90年代テクノ)とデザインが好みで、特に当時のUnderworldのMVを作っていたTOMATOが好きでした。Warp RecordやMoWax, Ninja Tuneやらを好んで聴き、レコードジャケットを眺めて過ごしました。ペインターのPatrick CaulfieldやL.S.Lowryも好きで色使いなど学びました。
― 最近ハマっているもの(こと)は何ですか?
ミツ:20年ぶりくらいにSergei EisensteinのThe Film Senseという映画の本をちょくちょく読み進めています。それと家にいる時間が多くなったので、パン作りをやっています。なかなか理想のものが作れないので、作っては食べ、食べては作りを繰り返しています。
ヒロミ:クルマが好きなので都心の道を行くスポーツカー・スーパーカーを眺めてニヤニヤしています。あとは肉まんやロシア餃子作りです。クルマも肉まんも好きすぎてそれぞれ新ユニットを作りました。
― 仕事などで、普段使っている道具を教えてください。
ミツ:Mac、iPhone、デジタルカメラ、スケッチブック。
ヒロミ:鉛筆、ペン各種、白い紙、Mac、iPad Pro、シルクスクリーンなど。
― 今回ロルバーンとのコラボをお願いしましたが、ロルバーンはご存知でしたか?
はい、知っていました。ゴムバンドが付いていているのが気に入っています。
バッグの中で痛みにくいので助かります。
― 今後の予定を教えてください。
自社の日用品ブランドDAILY BOBの方で既存商品のデザインを増やしていくと共に、シルクスクリーン作品や装飾できるような作品を増やそうと思っています。Zineなどのビジュアルをまとめたようなものも作りたいと思います。
プロフィール
Bob Foundation(ボブファウンデーション) プロフィール
朝倉充展と洋美によるクリエイティブグループ。イギリスCentral Saint Martins College of Art & Design卒業後、2002年にBob Foundationを設立。アートディレクション、グラフィック、イラスト、壁画、ムービーなど多岐に渡り活動。オリジナル日用品ブランド<DAILY BOB>の運営も行う。興味のある題材を見つけては分野を問わず研究する毎日。「プロフェッショナルな図画工作」がモットー。
https://www.bobfoundation.com
開催日 2020/9/29(火)〜11/9(月)
場所 デルフォニックス 渋谷
東京都渋谷区宇田川町15番1号 渋谷パルコ4F
問合せ デルフォニックス 渋谷(03-6809-0721)
営業時間 11:00-21:00 ※(最終日は15:00まで )
※新型コロナウイルス感染拡大による対応のため、
営業時間については変更になる場合がございます。
予めご了承ください。
デルフォニックス 渋谷に内設する「ロルバーン ショップ&ギャラリー」と、ロルバーンとの新しい出会いを提供する「ロルバーンエキスポ」の特設サイトが連動。店頭では、さまざまな文化を切り取ったスモールエキシビションを。特設サイトでは、展示内容を小さな記事にしてアーカイブしていきます。
2020.9.28